ふだんはあまりアクセサリーを身につける方ではないですが、服装も軽やかになる春から夏の季節にどうしても身につけたくなるアクセサリーがあります。
メンズでも違和感のない定番のブレスレットを求めて
春から夏と言いましたが、振り返るとこればかりは年中身につけているかもしれません。気に入ったものは付けっぱなしにしておきたい筆者。
KIEL JAMES PATRICKのブレスレットに出会うまではせいぜいシルバーのシグネットリングぐらいが定番でした。年中SAINT JAMESのバスクシャツとデニム・ローファーで過ごす私ですが、初夏から秋にかけてはSAINT JAMESは半袖、加えてLACOSTEのL1212(定番の半袖ポロシャツ)の装いが多くなります。あまりひとくくりにしたくないですが、方向としてはフレンチ寄りのアメトラでしょうか。
ある晩ビール片手に観ていた海外映画。その中の渋いおじさんが洗いざらしのリネンのシャツを腕まくりしたときに手首に見えたロープ状のブレスレット。着飾った服装ではなかったですが、白のリネンシャツに着古したデニム、足元は黒の短靴。日焼けした肌に白のブレスレットが映えていたのがとても印象的でした。
ブランドも何もわからないブレスレットですが、おそらく白いパラコードをアレンジしたブレスレットだと推測します。
このなんでもない白いロープ状のブレスレットが忘れられず、自身のふだん使いや、もはやユニフォームと化しているSAINT JAMES、デニムにぴったりかもと感じました。早速自分のイメージを様々な角度からネット検索しました。そして辿り着いたのがKIEL JAMES PATRICKのブレスレットでした。
価格:3900円 |
【 KIEL JAMES PATRICK 】
2008年にスタートした、アメリカ・ロードアイランド州発のアクセサリーブランドです。アメリカ国内でハンドメイドされるそれはどこか懐かしくもあり、クラシックな雰囲気と上品さが同居しているようなアクセサリーを展開しています。ヴィンテージ感がありながらも古臭くなりすぎないオーセンティックな雰囲気がとても素敵なブランドです。
代表的なアクセサリーの一つにロープとアンカー型の真鍮を使ったブレスレットがございます。有名なのでセレクトショップや街中で見かけた方もいらっしゃるかと思います。
以前よりブランドは知っていたものの、映画の渋いおじさんの佇まいを目にしていろいろと考え始めるまで正直存在を忘れていました。改めてKIEL JAMES PATRICKのブレスレットを見るとイメージにピッタリでした。これしかないと。
KIEL JAMES PATRICK ブレスレットのカラーバリエーション
見て想像するだけでも楽しくなるぐらい豊富です。そしてどれもほんとステキなのです。カラバリ多すぎて割愛させていただきます。(すみません、気になる方は検索してみてください)
しかし、まずは白を身に付けたい。映画のおじさんみたいにサラッと。と、いろいろ想像しながら自分のワードローブをイメージします。ワードローブと言っても夏はSAINT JAMESのバスクシャツとLACOSTEのL1212と古着のTシャツ、リネンのシャツがちょろちょろと並んでいるだけなのですが、それでもカラーは何色があるのか全てのカラーにこの白いブレスレットが合うのか想像するのが楽しいのです。
答えは、間違いなく合う。例えその日の服がチャンピオンのカレッジTシャツとadidasのファイヤーバードを履いていたとしてもきっと合う。合っているかの正解はないですが、自分が心地よければそれが正解だと思っています。
価格:6050円 |
KIEL JAMES PATRICK ブレスレットの形
- 1本のロープがそのままブレスレットになった形
- 1本のロープが3連(3周巻きつける)になった形
- ミサンガみたいな平たい形
- 2本のロープが握手しているような形
- 1本のロープを輪っか状にしてねじねじされた形
などの形があります。私が現在愛用しているのは、1本ロープの三連型(色=ホワイト)・2本握手形(色=ホワイト)・ミサンガ型(ネイビー/キャメル)・3連(ネイビー/グリーン)この4つです。
ふだん手に取るときは形よりも色で選び、常にどれかを身に付けています。色の選び方は、大抵その日の気分またはSAINT JAMESの色柄や、夏の季節はLACOSTE L1212の色によって決めています。トップスがボーダーの時はホワイトを、無地の時は2色コンビのブレスレットを選びます。
いつも身につけたくなる KIEL JAMES PATRICK のブレスレット
どんな時も常に身につけていられるような相棒みたいなブレスレットを求めていました。数年使ってみた結果間違いはなかったです。
コットンロープと真鍮の至ってシンプルでミニマルな素材は、素材の特性上汚れたり、くすみが発生します。特に白のロープは汗や皮脂、生活する上で自然と汚れます。
また、真鍮のアンカーも特性上徐々にくすみます。この汚れやくすみをただの汚れと受け取るか、経年変化と受け取るかは個人の意見が分かれるところです。
私自身、汚れが汚れに見えるものはあまり好みではないですが、KIEL JAMES PATRICK のブレスレットの場合、単なる汚れではなく美しい経年変化として愉しんでいます。
例えるなら、デニムのように時間の経過とともに風合いや独特のヴィンテージ感が増しているように感じるのです。少しの汚れやくすみが愉しめることが、いつも身につけたくなる最大の理由であります。
価格:6050円 |
ご使用する上でのちょっとした注意点
- 汗で真鍮の緑青(錆の一種)が発生し、手首が青緑色になることがある
真鍮の特性上、汗がついた状態で長時間身につけると汗の塩分に反応した真鍮から発生する緑青という錆が手首につくことがあります。
<対処法>
緑青が気になる場合、私の場合は次の方法で対処しました。
- 使うたびに水洗いして水気をしっかり拭き、シルバー磨きのクロスで磨く
- 水にレモン汁(クエン酸のパウダーでも可)を数滴入れて真鍮部分を30秒ぐらい浸し、水洗いして水気をしっかり拭く
一時的ではありますがどちらもきれいになります。しかし、使用していると必ずまた緑青が発生します。面倒でなければ、使うたびにメンテナンスした方が良いかも知れません。
大人にぴったりなKIEL JAMES PATRICK
シルバーやゴールドのアクセサリーは煌びやかで、レザーのアクセサリーの場合は男らしくステキですが夏場はどうしても汗で不快に思うことがございます。しかし半袖の装いが多くなる初夏〜秋。コーディネートのアクセントや、手元をステキに飾るアイテムとしてKIEL JAMES PATRICKのブレスレットはぴったりです。
洋服と同じで汚れたら洗う。靴のように磨いてメンテナンスすると、夏でも快適に身につけることができます。メンズのブレスレットってなんかちょっと・・・と想像する方も多いと思います。マリーンテイストのKIEL JAMES PATRICKのブレスレットは、派手さや煌びやかさは感じませんが、素朴なブレスレットだからこそ、大人にピッタリなブレスレットだと思います。どこか大人の余裕を感じ、タイムレスなKIEL JAMES PATRICKのブレスレット。
お仕事上、ふだんは身につけられなくても休日に自分のスタイルを楽しむときの相棒になってくれるはずです。経年変化も含めて、ぜひ永いお付き合いをお愉しみください。
ふだん使いの道具選びの参考にいただけましたら幸いです。
価格:3900円 |
価格:6050円 |